残業80hr→20hrへ 長時間労働SEが転職するまで

転職エージェントから、

・残業が少ない

・今の俺のスキル・経験を活かせる

求人を紹介してもらうことになった。

 

給料は多少今よりも下がっていいことも伝えた。

 

いくつか候補があったが、もちろん全て受けるわけではない。

ある程度俺の仮説をつくり、調査をした上でスクリーニングをした。

仮説とは、俺がどんな会社であれば希望通りの生活を送れるかを考え、

それに基づいた指標を設定することだ。

例えばこんなものを用意してみた。

 

1.離職率が低い

これは言わずもがなだが、まず劣悪な労働環境であればそもそも人が定着しない。

だから、離職率については可能な限り確認して、低いところを選んだ方がいい。

 

2.家庭の事情がある人の活用が進んでいる

育児や介護をしながら働く人も増えてきているので、

そういった事情を抱えている人でも長く働けるのか、離職率とも関係するが

確認しておくべきと考えた。

 

3.HPなどから、会社として働き方をよくする取り組みをしている

IT関連企業は内容、プレゼンスにもよると思うが大体忙しい。

でも、忙しいのは仕方ないね、で終わらせていないかどうかが重要である。

働き方改革が本格的に始まってからは、企業も働き方について取り組みを

進めているしHPでアピールしている会社も少なくない。

働き方を変えようとする努力が見られるかは参考までに見ておくべきだと思う。

 

上記のほか、俺は転職の口コミサイトを見たりしながら

実際中で働いている人のコメントもチェックして選考を受ける会社を

選んでいった。

特によく見たのがVorkers(現:Openwork)。

https://www.vorkers.com

 

実際に受ける会社を決めて、書類、面接と進んでいくとさらに

面接官を通じてその会社の一面を知ることができるので

さらに受ける側の情報は増える。

 

こうして転職活動を進めていくうち、

俺は中堅くらいの会社の社内SEの選考に辿り着き、

面接官との相性もあって内定をもらうことができた。

 

 

 

 

いざ、転職エージェントへ

「転職して今よりも労働環境が改善される ⇨  残業が減る ⇨ プライベートに時間を割けるようになり幸せになる」というストーリーは果たして現実になるのかと悶々と考え一向に行動できずにいた俺は、「やってみなければ分からない。行動せよ」という妹の言葉を受けて重い腰を上げ、転職エージェントの門を叩くことになった。

今日は結構真面目。

1.どこのエージェントがいいのか問題

2.面談準備のあれこれ

3.意外と苦戦!面談の日程調整

4.当日の面談、応募書類準備

 

1.どこのエージェントがいいのか問題

転職エージェントを利用するのは初めてで、どのエージェントが良いとか正直よく分からない。

そこで、まずはネットで評判を調べてみて幾つか話を聞いてみることにした。

転職の王道と思われる2社、ITの転職に特化したエージェント1社。

 

2.面談準備(これまでやってきたこと)のあれこれ

転職エージェントとの面談当日に考えていることを話すのも少々ハードルが高いと感じたので、「これまでの業務経験」「保有スキル」「転職に何を求めているか」「自分の強み、弱み」くらいの基本については話せるよう、メモ書き程度で準備した。

まあ普通にみんなやることだろうけど、やや口下手な俺にとっては必要な準備だったと思う。

 

3.意外と苦戦!面談の日程調整

現業を抱えての転職活動はマジできつい。

転職エージェントを訪問するだけなのに、面談時間を確保できる日を作るのが大変。

仕事の谷を見つけて行ける人はいいけど、慢性的に忙しい人にはきつい。

ただ、ここはどうしても超えないといけない山なので、多少嘘を吐いてでも有給休暇を取って行くくらいの強い気持ちが必要だ。

正直俺の場合は1日休もうが、休まず働こうが仕事は膨大であることに変わりなかったし、もう辞める会社だと思って振り切った。

 

4.当日の面談、応募書類準備

最初の面談で聞かれることは、どこのエージェントもあまり変わらない。

やはり、これまでの経歴、スキル、どんな会社で働きたいか(業種、給与水準、働き方、勤務場所etc)など。

ただ、応対してくれる人には結構差があった。IT業界・SEの仕事をよく分かっている人とそうでない人、よく話を聞いてくれて話しやすい人など。

紹介してくれる求人量や質、アドバイスの的確さなども重要だが、俺は結構アドバイザーとの相性みたいなものも大事なように思えた。

求職者と企業をマッチさせるのが彼・彼女たちの仕事だと思うが、なんでもいいから転職させようみたいな雰囲気が出ているエージェントもあった。

これから実際に企業に応募していくので、あまり信頼できない人と組むのもと思い、

俺は求人量・質、アドバイザーの質にポイントを置いて、面談したエージェント3社のうち2社に絞ってお世話になることにした。

レバテックとマイナビだ。

levtech.jp

 

tenshoku.mynavi.jp

 

そして、紹介してもらった求人への応募書類作成が始まった。

エージェントとの面談時に用意したメモなどを基に書いたが、中々タイピングが進まず、朦朧とする意識の中で書き続けた。

野球とSEの仕事で鍛えた体力が役に立っていると感じた。

応募書類作成はこれまたしんどく感じるのだが、超えなくてはならない山なので、これから転職をするあなたには勝つために必要な努力だと思って辛くても頑張ってほしい。

企業と面接するまでの準備だけでも結構しんどいが、これやらないと何も変わらないんだ。

 

さて、次回は応募した企業との面接編。

まあ最初からうまくいくわけはなく、結局転職まで4ヶ月くらい掛かったわけだが、その間の俺なりの気づきを書いていこうと思う。

 

恐る恐る、転職活動

俺は妹のアドバイスを受けて、まずは会社と家の往復でしかない

この忙しい生活に終止符を打つため転職を考え始めた。

しかし、今まで平凡でも大きく道を踏み外さずに生きてきた俺が

今の会社を辞めるなんて思い切ったことを本当にできるのだろうかと思い、

中々転職エージェントに相談するというアクションを取れなかった。

当時、俺がなぜ転職するかどうか悩んでいたか、それは誰もが考えそうなこと

ではあるが以下の理由からだ。

 

 本当に今より良い環境で働けるのか?

 俺が仕事、会社に対して感じていた不満は、

 ・労働時間が長い。

 ・上司がパワハラ気味。有給休暇取れない。みんなの前で罵声浴びせられる。

  22時に明日の朝までに資料作れと連絡が来る。

 ・事故の対応などで休日出勤しても手当もらえない。

 

 こうやって書いてみると、俺はよく精神を病まずにここまで来たなと思う。笑

 俺の転職の目的は「自分の時間を確保すること」だった。

 人間関係の不満はどこに行ってもあるだろうから、

 それを転職で解決するのは違うと思っていた。

 人間関係のゴチャゴチャは、そういう人もいるんだなってサンプルだと

 思ってみるという考え方がいいと思う。

 それが俺なりの処世術。

 最近古市さんって社会学者も同じこと言ってたな。

 

 転職の目的ははっきりしていたが、求人が上がっている会社のことは

 正直よく分からない。

 今の職務経験を生かすパターンから考えると、おそらくIT業界への転職が

 現実的なんだけど忙しい会社ばかりに決まっていると思っていた。

 知り合いが勤めていれば詳しい話を聞くこともできるが、そんなケースばかり

 ではない。

 転職者のサイトでその会社の評判を読むことはできるが、実際どうなんだろう

 という不安を拭えなかった。

 そもそも、中途の募集をかけているって、退職者が出て空きポジションに

 なっているとか、誰もやりたくない仕事だから募集とかそういうこと

 じゃないのと疑ってしまう。

 もし今より酷い会社だったら、、なんてことを考えるようになって、

 転職検討開始から1ヶ月は結局何もできなかった。

 しかし、そうこうしているうちにまた妹に会う機会があり、

 「やってみなきゃ分からない」というどこにでもあるけど正しそうなことを

 言われて、いよいよ思い腰を上げ転職エージェントに相談するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

俺のなぜなぜ分析

俺がなぜ恋愛できないか(してこなかったか)について、

俺をカウンセリングした上で妹がコンサルしてくれた。

妹の仮説は以下。

 

 1.仕事が忙しすぎる→出会いがない

 2.話があまり面白くない

 3.見た目がパッとしない(清潔感足りない)

 4.趣味がない

 

 1.仕事が忙しすぎる→出会いがない

 これは俺も思っていたので納得。

 忙しすぎて休日も家で寝てることが多々だし、女性と出会うチャンスがない。

 SEの職場も男率が高いし、客先に行くといっても会話する相手は男が多い。

 会社にもよるだろうが、SEやってる忙しい男の場合、

 ごく一部の体力あるスーパーマンが積極的に友達から女性を紹介してもらう、

 合コンに行く、婚活イベント行くとかでないと物理的に出会うことが

 不可能というわけ。

 

 2.話があまり面白くない

 これも気づいていたので納得。

 正直、俺は話がそんなに面白くない。

 そんなの、俺が話しているときのちょっとしたお葬式感を見ればわかる話。

 やっぱりお笑い芸人たちも、そんなにイケメンじゃないけど

 明るかったり面白いから人気者なんだと思う。

 切実に面白くなりたい。

 

 3.見た目がパッとしない(清潔感足りない)

 俺はずっと迷いながら服を身に纏ってる。

 これでいいのか、これしかないだろ、まあそんな俺のこと見てないし

 いいだろ。そんなことを考えながら、服を選び、着ている。

 髪型も何が似合うとか全然分からない。

 オーダーの仕方も、もう就職した時から5年以上通っているところで

 「いつもの感じでお願いします」という頼み方になっている。

 それから、これはあまり自分で気がつかないけど、俺は口が臭いらしい

 タバコはたまに吸うくらいだけど、妹が臭いって言ってた☆

 

 4.趣味がない

 一応、趣味ゲームなんだけどね。ただ、ゲームってあまり女性受けは

 良くないらしい。

 妹曰く、「ゲーム好きでもいいけど、他にも体を動かす趣味とか、

 多くの女性が好きなことがあったほうが親しみが湧く」らしい。

 考えたこともなかったが、昔野球もやっていたことだし、

 体を動かすのもいいと思った。

 

以上が俺の改善ポイント。

圧倒的に正しそうだ。

やっぱりまずはこの忙しい生活を抜け出して、

それから見た目、トーク、趣味などについて考える時間を持たないと

いけないと思った。

次回からは俺の劇的ビフォーアフターの話。

 

俺に訪れた転機

 

さて、今日は前回少し触れた俺に訪れた転機について。

一言で言うと、「俺と違ってどちらかというとモテる妹との再会」

俺には8つ歳が離れた妹がいる。

妹は俺よりも知名度の高い大学を出て、銀行員として勤めている。

顔はどちらかと言うと可愛い方、頭は良く、性格キツイけど優しいとこもある奴。

それぞれ実家を出て一人暮らししているのであまり会うことがなかったけど、

じいさんが入院して久しぶりに家族一同が集まることになった。

じいさんの見舞い後、久々に家族全員で夕飯を食べて近況報告しながら団欒。

すると、妹が言葉のナイフで俺を切りつけてきやがった。

 

妹「ねえ、結構いい年だけど、結婚しないの?」

俺「いや、仕事忙しいしまだ先だよ」

妹「仕事が忙しいから結婚しないの?それおかしくない?

  じゃあ仕事が忙しかったら一生結婚できないかもしれないよね。相手はいるの?」

俺「…今はいない」

俺以外「…」

妹「お兄ちゃんはあまり女の人に好かれなさそうだよね。

  性格は悪くないんだけど、なんか話のネタもそんなないし、イケメンでもないし。

  もうちょっとさ、清潔感もほしいよね。髪ボサボサだし、服もちょっとダサい」

妹以外「…」

 

俺のダメなところを言う時間だったのかと思ったわ。会心の一撃すぎる。。

妹のことを化粧と髪が上手くなってくらいで調子に乗っていると思いましたが、

言っていることはそんなに間違ってない気がして何も言えなかった。

そしてズタズタになった俺を察した妹が一言、

 

「結婚したいんだったら、相手に出会って、お互いを知って、結婚するって順番が

 あるんだからそこそこ時間掛かるよ。だとしたら、まだいいやとも言ってられない

 でしょ。きっと今のままではダメなんだから、何しなきゃいけないのか考えようよ」

 

俺は本当にいい妹を持ったと思う。

本音で指摘してくれる人はそうそういない。

次回から妹によるコンサルが始まる。

 

自己紹介

まずは簡単に自己紹介です。

どこにでもあるようなモテない男の話です。

 

〈小中高〉

・勉強はそこそこできた。真ん中よりちょっと上くらい。

・部活は野球部。部員が多かったのもあるがベンチを温めることが多かった。

・友達は多くないが同じような地味な奴らと付き合っていた。

・趣味はゲーム。

・ほぼ恋愛とは無縁の学生生活。告白したこともされたこともない。

 

〈大学〉

・偏差値55くらいの大学で情報工学専攻。

・ちょっと髪を伸ばして茶髪にする。

・勉強はサボりながらもそこそこ真面目にやる。

・素朴なテニスサークルに入る。程々にテニス、飲み会。

・バイトはピザ屋の配達。男だらけ。

・大学に入ればモテる、そう思っていたが現実はそう甘くなかった。

 サークルの同期と付き合ったが数ヶ月で破局。←人生初の異性との交際

 

〈社会人〉

・大企業の子会社に就職。SEの仕事に就く。

・残業が多く、家と会社の往復のような生活。

・休日は1日中寝ている日もあった。飲まず食わずで寝て、発熱したこともある。

・大学時代はゲームしていなかったが、熱が再燃。

・職場は男が多く、忙し過ぎて出会いもなくあっという間に30歳を過ぎる。

・親が結婚の話をしてくるようになるが、

 もう、俺はこのまま一人で、化石のようになるんだと思うようになる。

 

我ながら不憫な人生だ。

でもあることをきっかけに道が拓けて、

俺にも春が来ました。

その「あること」は次回書きます!

まともに女性と付き合ったことがない俺が結婚まで漕ぎ着けた話

どうも、ヤスタカです。

俺は典型的な女性にモテない男でしたが、結婚にぼんやりと憧れはあって

30歳を過ぎた辺りから焦り始めました。

 

現在36歳で、もうすぐ好きになった女性と結婚する予定です。

結婚するまで、周囲の助言や色んなサービスも使いました。

これから結婚したいと思っている人の参考になればと思い、

その辺りをこれから書いていきたいと思います。

宜しくお願いします。