俺に訪れた転機

 

さて、今日は前回少し触れた俺に訪れた転機について。

一言で言うと、「俺と違ってどちらかというとモテる妹との再会」

俺には8つ歳が離れた妹がいる。

妹は俺よりも知名度の高い大学を出て、銀行員として勤めている。

顔はどちらかと言うと可愛い方、頭は良く、性格キツイけど優しいとこもある奴。

それぞれ実家を出て一人暮らししているのであまり会うことがなかったけど、

じいさんが入院して久しぶりに家族一同が集まることになった。

じいさんの見舞い後、久々に家族全員で夕飯を食べて近況報告しながら団欒。

すると、妹が言葉のナイフで俺を切りつけてきやがった。

 

妹「ねえ、結構いい年だけど、結婚しないの?」

俺「いや、仕事忙しいしまだ先だよ」

妹「仕事が忙しいから結婚しないの?それおかしくない?

  じゃあ仕事が忙しかったら一生結婚できないかもしれないよね。相手はいるの?」

俺「…今はいない」

俺以外「…」

妹「お兄ちゃんはあまり女の人に好かれなさそうだよね。

  性格は悪くないんだけど、なんか話のネタもそんなないし、イケメンでもないし。

  もうちょっとさ、清潔感もほしいよね。髪ボサボサだし、服もちょっとダサい」

妹以外「…」

 

俺のダメなところを言う時間だったのかと思ったわ。会心の一撃すぎる。。

妹のことを化粧と髪が上手くなってくらいで調子に乗っていると思いましたが、

言っていることはそんなに間違ってない気がして何も言えなかった。

そしてズタズタになった俺を察した妹が一言、

 

「結婚したいんだったら、相手に出会って、お互いを知って、結婚するって順番が

 あるんだからそこそこ時間掛かるよ。だとしたら、まだいいやとも言ってられない

 でしょ。きっと今のままではダメなんだから、何しなきゃいけないのか考えようよ」

 

俺は本当にいい妹を持ったと思う。

本音で指摘してくれる人はそうそういない。

次回から妹によるコンサルが始まる。